出典: へっぽこ実験ウィキ『八百科事典(アンサイクロペディア)』
俺達の国語ば可愛がれ。
[編集] 涼宮ハルシの憂鬱
サンタクロースばえづまで信づてえだがなんでこどぁたえぇもねぇ世間話にもなんねぇぐれぇのどうでもえぇような話だけんども、そんでも俺がえづまでサンタなどという想像上の赤服じっちゃば信づでえだかと言うどこら確信ば持っで言えるが最初から信ずでなどえながったのっしゃ。
幼稚園のクリスマスイベントさ現れだサンタば偽サンタだと理解ばしでえだし、記憶ばたどるど周囲さえだ園児たつもあれが本物だどは思っでえねぇような目づぎでサンタのコスプレばした園長先生ば眺めでえたように思うっちゃ。
そげなこげなで母っちゃがサンタにチスばしでえるとごろさ目撃すたわけでもねぇのにクリスマスぬすか仕事ばすねぇじっちゃの存在ば疑ってえだ賢すい俺なのだっちゃが、宇宙人やら未来人やら幽霊やら妖怪やら超能力者やら悪の組織やらそれらと戦うアニメ的特撮的マンガ的ヒーローたつがこの世さ存在すねーのだとえうごとに気付ぇだのは相当後になっでからだったのっしゃ。
[編集] マリア様が見でる
「ごぎげんやっしゃ」
「ごぎげんやっしゃ」
すずこい朝の挨拶が、澄みちった青空ばこだまする。
マリア様のお庭さ集う乙女たつが、今日もはぁ天使さような無垢な笑顔で、背の高え門ばくぐり抜けでえぐ。
汚れを知らねー心身ば包むのは、深ー色の制服。
スカートのプリーツば乱さねように、白ーセーラーカラーば翻らせねように、えっぐり歩くのがここでのたしなみだっちゃ。 もつろん、遅刻ギリギリで走り去るなどとえう、はすたねー生徒など存在すてようはずもねえのっしゃ。
私立リリアン女学園。
明治三十四年創立のこの学校は、もどは華族の令嬢のためさつぐられだとえう、 伝統あるカトリック系お嬢さま学校なのしゃ。
東京都下。武蔵野の面影ば未だに残すでえる緑の多えこの地区で、神さ見守られ、 幼稚舎から大学までの一環教育ばうけられる乙女ば園。
時代が移り変わっで、元号が明治から三回も改まっだ平成の今日でもはぁ、 十八年通ー続ければ温室育つの純粋培養お嬢さまが箱入りで出荷される、とゆう仕組みが未だに残っでえる貴重な学園なのっしゃ。
[編集] キノの旅
そすて暗闇が生まれたのっしゃ。
まったく光のね。
月も星も見えね。
穏やがな風で森のざわめく音ッコだけが、闇ば飾るように聞けーてくるのっしゃ。
「そうべな……。なんどなぐ、だども……」
ふいに人間ば話す声さ聞けーた。小僧ッ子みたよな、そすて少す高ー声だっちゃ。
「なんどなぐ、だども?」
別の声が発言ば促すように聞いだ。さらに若ー感じさする、童みたよな声だったのっしゃ。
ほんの少す静寂があっで、最初に聞けーた声が静かに語り出すた。まるで手前さ言い聞かすげな、誰もいねーところさ向かっで喋るげな口調だったのっしゃ。「オラはな、たまに自分がどげにもならね、ちんけやろで矮小え奴ではねーのけ? けだくそわりぃ汚い人間ではねーべか? なじょにもかじょにもよく分かんねが、そう感ずる時さある。そうとすか思えねー時さある……。でもそげな時さ必ず、それ以外のものコ、たとえば世界とか、他の人間の生ぎ方とがが、全で美すく、はぁシテキものみたく感じるっちゃ。とても、愛ぐ思えるっちゃ……。オラは、そげばもっともっと知りたくてのし、そのためさ旅ばすてるような気がするっちゃよ。」
[編集] 参考文献