東根室駅

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ユーモア欠落症患者のために、ウィキペディア専門家気取りたちが「東根室駅」の項目を執筆しています。

東根室駅(ひがしねむろえき)は、北海道根室市にあるJR北海道である。

2018年10月 、アンサイクロペディア鉄道部では、この「東根室駅」の記事を新たに設けるにあたり、現地調査を行った。その結果、またもあの自称百科事典サイト「ウィキペディア」の「東根室駅」の記事が、誤りだらけであることが判明した。

本記事では、現地調査の結果に基づき、東根室駅についての正しい情報を記すと共に、併せてウィキペディアの当該記事の誤りを指摘してゆくこととする。(なお、本記事で使用している画像は、全て、この現地調査の際に撮影したものである。)

利用可能な鉄道路線[編集]

東根室駅に掲示されている路線図。

東根室駅で利用可能な鉄道路線は、JR北海道の花咲線(はなさきせん)のみである。右記の画像は、現地に掲示されていた路線図を撮影したもの(非加工)であるが、この画像からもわかるように、花咲線とは東釧路駅根室駅間を結んでいる鉄道路線であり、東根室駅はこれに含まれている。

一方、ウィキペディアでは、東根室駅は「根室本線の駅」と定義されているが、これは全くの誤りである。確かに、かつて根室本線は、滝川駅から釧路駅を経て根室駅に至る路線であった。しかし、1991年に路線名が改称され、東釧路駅~根室駅間は「花咲線」に分離されたのだ。全く、どうせ彼らは地図しか見ないで記事を作ったのだろうが、それにしても、一体どれほど古い地図を使ったのだろう? 百科事典を自称するなら、せめて執筆時点では最新の資料を使ってほしいものだが。

いまこの記事をお読みの読者のうち、鉄道教徒以外の方は、「根室まで行っていないのに根室本線なんて……」と思われるかも知れない。しかし、日本の鉄道には、このように路線名称と区間が合っていない事例は他にもいくらでもある。横浜駅まで行っていない横浜線片町駅が廃止されてしまった片町線奈良県内に一歩も踏み込んでない(京都府内しか走ってない)のに奈良線、何の参考にもならない三江線……。根室本線も、このような事例のひとつなのだ。

JRでは鉄道路線を粛清廃止する場合、特別な場合(新幹線の開業など)以外は「ひとつの路線」を単位として行っている。これは、廃止する際の判断基準のひとつの目安となる「利用実績」が、路線別に集計されているためである。

従って、ある路線に不採算区間とそうでない区間とがある場合、まず最初にその区間の路線名を変更し、次いで、ばれないように数年程度のブランクを置いた上で、その路線を廃止するという手法が採られることが多い。

花咲線に仏花が咲き乱れる日は、おそらく、そう遠くないのだろう。

駅の立地および駅構造[編集]

東根室駅は、なだらかな山の中腹に位置している。ホームは1面1線で、駅舎も無く簡素な造りの駅である。

なお、ウィキペディアでは、「高台に位置する」との記述があるが、これは正確ではない。確かに、かのサイトに掲載されている画像では、高台に位置しているかのようにも見える。また、そのような光景が実際に見えることは、我々取材班も確認している。

しかし、この画像をご覧頂きたい。

Higashinemuro canal.jpg

この画像は、根室方面から東根室駅を撮影したものである。画像の中央付近、矢印で示したところにあるのが東根室駅であるが、すぐ傍らに、駅よりも高い山があり、その山に掘割を設けて線路を通していることが見て取れる。

東根室駅からは、さも高台にあるような風景が見渡せるものの、それは駅よりも低くなっている方を見渡した場合の話である。実際には、この画像からもわかるように、すぐ傍らに駅よりも高い掘割があり、“高台”とはとても言い難い場所に位置しているのだ。もし、この山がもう少し高かったなら、きっと掘割ではなくトンネルが作られていたことだろう。たとえ周囲に駅より低い土地があるからといっても、トンネルを出たすぐの場所にある駅を、あなたは「高台に位置する」と描写するだろうか?

また、駅のホームは、いまどき懐かしい木製であるのだが、これについてはウィキペディアでは全く触れられていない。勿論、北海道内の無人駅では、木製のホームをもつ駅は他にも数多く存在するため、さしたる特徴ではないと判断して記さなかった可能性はあろう。しかし。全国的に見ればこのような駅は着実に減少しつつあり、またそれ以前に、普通の鉄道教徒ならば木製のホームであることには必ず触れるはずだ。

どうやらウィキペディアンは、鉄道教徒を排撃した結果、最低限の情報を記す能力すら失ってしまったようだ。

駅周辺[編集]

ほんの数十メートルほど離れただけで、この有様だ。

駅周辺は、ご覧のとおり草地に囲われている。最東端の碑の周囲のごく限られた範囲以外は、草刈りなどが行われていないらしく、草は伸び放題の荒れ放題だ。草地というよりは“荒地”と呼ぶべきかも知れない。

なお、ウィキペディアでは、駅周辺には「住宅地が広がる。付近に航空自衛隊根室分屯基地がある。」との記述があるが、やはりこれも正確ではない。確かに、100メートルほど離れたところには、かつて住宅だったらしき廃屋も一応存在している。また、数キロ離れてはいるものの、直線距離では、自衛隊基地の最寄り駅が当駅であるのもまた確かなようだ。

しかし、いずれにせよ、この駅を“利用する”ためには、駅周辺に広がる荒れ地を乗り越えて行かねばならない。取材班はこれを試み、一応は駅に辿り着くことに成功したが、獣道はおろか踏み分け道らしきものも全く無く、長期間、外から(=徒歩など、鉄道以外の手段で)この駅に来た者は全くいない状態であることが見て取れた。いわゆる“秘境駅”というほどではないが、おそらく鉄道教徒の巡礼以外でこの駅を訪れる者はほぼ皆無であろう。岩泉線押角駅と似たようなものである。

最大の誤り[編集]

ウィキペディアでは、東根室駅は「東経145度36分05秒に位置し、日本最東端の駅である。」とある。――こいつらは、一体何を言っているんだ? 現地に行かず、地図などの資料だけによって記事を書いたとしても、このような世迷い言が出てくるとは俄かには信じ難い。

確かに経度はその通りだ。また、JR7社の駅の中で最も東にある駅であることも、各社の公式発表を信じるならば、おそらく正しいだろう。従って、「JR最東端の駅である」と書いたならば、まだ許すことはできる。

しかし、この地図をご覧頂きたい。

Northern territories map.gif

根室市の東には、ご覧のように、北方領土の島々が位置している。これらの島を無視して「日本最東端」とは、いったい何事だろう? 奴らは北方領土が日本の領土ではないとでも言うつもりなのだろうか??

勿論、現在は北方領土への日本人の渡航は禁止されている。従って、我々アンサイクロペディア取材班も未だ北方領土内の詳細な調査を行うには至っていない。しかし、これらの島々を調査し、鉄道路線や駅が存在しないことをこの目で確認するまでは、東根室駅が「日本最東端」の駅であるということはできないのだ。

また、このような反論をする者もいるだろう。「東根室駅には『日本最東端の駅』と記した碑があるではないか」と。

確かに、そのような文言を記した碑は実在する。しかし、それは単に、碑の設置者であるJR北海道がそう言っているだけである。JRグループでは、“JRグループのなかで最も東にある駅”を『日本最東端の駅』として定義しているのだ

このことは、東根室駅に掲げられている、この看板を見るとわかる。

Higashinemuro board.jpg

下のほうに「最西端 JR九州 佐世保駅」「最南端 JR九州 西大山駅」と記されているのがおわかり頂けるだろうか。

鉄道教徒にとっては常識的な事柄であるが、日本最西端および最南端の駅は、沖縄県を走る沖縄都市モノレール(ゆいレール)の駅である。また、「モノレールは鉄道とは言えない」とする立場からみても、少なくとも佐世保駅よりも松浦鉄道たびら平戸口駅のほうが西に位置しているのは明らかである。(これら各駅の詳細な位置関係については鉄道教百科事典なども参照のこと。)

しかし、この看板では、ゆいレールや松浦鉄道などは一切無視し、JRグループの駅のみを挙げて「最西端」「最南端」と謳っている。東根室駅もまた、同様の定義で「最東端」とされているだけなのだ。




以上が、東根室駅について、現地調査の結果明らかになった事実である。駅の記事ひとつ取ってみても、ウィキペディアの記事は数多くの誤りで満ちていることが、おわかり頂けたことだろう。

かたや、専門家気取りどもが、僅かな資料と拙い憶測のみによって書いた記事。かたや、このように我々アンサイクロペディアンが、実際に現地を訪れることによって書いた記事。どちらを信じるかは、あなた次第である。