木次線

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 木次線(きすきせん)とはな、偉大なるこのスサノオ様がヤマタノ蛇を酒で酔わせて退治した行路を、出雲の民たちが顕彰するためにつくった島根県の鉄道路線だ。遠方の民よ、いつなくなるかわからんから乗るなら急いだ方がいいぞ。

概要[編集]

 この路線はな、宍道(しんじ)ていう普通読めん湖と南東の備後落合って村を結んでるんだ。神聖ヒロシマ共和国出雲の地をむすぶために火の神さんが大正5年に宍道から木次という誰も気にせん町まで鉄の馬を通したんだ。そこから先は日本神話の英雄たる俺様の行路をたどらないのは不敬だって声が高まってな、横田って村で盛んな屈強な半裸の男たちが息を吹き付けたり足を踏み鳴らしたりして、赤いモノを黒いカネに変える速さを競うスポーツで作った鉄を使って俺様ゆかりの地を通り昭和12年備後落合まで全通したんだ。全通した後は計画通りヒロシマと出雲や松江をむすぶ道として栄えたんだ。夜行列車だって走っていたんだぞ。

 しかしだな、観光用で構わんから地図を見てくれ。線路がヤマタノオロチみたいにグニャグニャうねってるだろう。おまけに、ヒロシマへ行くには木次から南西へ行くべきなのに、わざわざ南東へ向かっているんだぜ。だからヒロシマはまだまだ先の備後落合で、80km近くの路線長なんだ。まあ俺様を顕彰するための路線だから文句言うべきじゃないかもしれんがな。そんなために自力で動く鉄の乗り物のためにより直線的な経路で街道が開通すると、ヒロシマへ行く客はみんなそっちへ移ったんだ。もちろん俺様だって例外じゃないぜ。そんなために木次線からは、ヒロシマへ千鳥足で向かう特別な列車はなくなって、120番の手抜き列車しか残ってねえんだ。この路線は低い規格でつくられたんだ。だから準急ちどり表定速度が40km/hくらいで全区間だと高速バスの方が安くて早いという始末なんだ。今の本数ももちろん貴様らの想像通りだから、客の数は察してくれよ。あでも俺様はな、横田のソロバン娘に会いに行く時だけはちゃんと使うこともあるんだぞ、感謝しろよJR。

沿線[編集]

宍道‐出雲横田[編集]

 宍道を出たら加茂中っていう学校に入る。この辺りの加茂岩倉古墳というところではな、俺様がヤマタノオロチを狩りに行った時楽器として使ったでっかい分銅がいっぱい埋まってたんだ。発見された時の発掘調査説明会でこの学校を利用した電脳空間でのみ屈強な青白い学者たちが少しいたんだぞ。もちろん古墳にたどり着く前にみんな迷っちまったけどな。

 ここでわざわざ東へ蛇行してから線名の木次って駅に入る。俺はなんでここから南西のヒロシマへ向かわなかったか疑問だったんだが、最近謎が解けた。この名ばかり中国の田舎の村が、不相応にも雲南市とか名乗りだしたんだ。おいおい、ここを本当の中国の一部にする気かよ。これじゃあ路線が大やまと神話の村々に振り替えられても文句はいえんよな。

 そして路線はわざわざ東に曲がって亀嵩ってそば屋に到達する。ここはそばの他に飲むと寿命が延びることになってる名水が構内に湧いてることで有名なんだ。列車はまるで来ないというのに、いつも駅には客がいるんだぞ。いいか、彼らがどんな交通手段で来たのかについて聞くのは禁則事項だぞ。まったく、本気で列車に乗せる気があるんだったら、「木次線に乗らずにこの水を飲むと寿命が縮みます」とでも注意書きすればいいのに。あ、そうすると1日に1人未満しか効能に授かれなくなるか。

 もう一つ同じようなことをしてる駅があるみたいだが、悪い、名前を忘れたぜ。とか言ってるうちに出雲横田だ。30分ぐらい歩くと、屈強な半裸の男たちが息を吹き付けたり足を踏み鳴らしたりして、赤いモノを黒いカネに変える速さを競うスポーツの中心となる奥出雲たたらと刀剣館があるからよろしく。でもそんなのよりも俺が好きなのは駅前にいるとっても静かなソロバン娘だ。この話は後でな。

出雲横田-備後落合[編集]

 出雲横田から向こうは究極の路線だ。なんと1日3往復もあるんだぜ。本来なら片道1本で十分なところだが、俺様が木次鉄道部を脅してこの本数を確保した上に、休日には石炭の列車まで連れてきたんだぞ。感謝しろよ。

 そんな路線のハイライトはこの先の出雲坂根って駅と三井野原って駅の間にある。もとからうねってる線路だが、ここでは3段にわたって山の中をうねるんだ。だいたいまっすぐに走る隣の道路まで大きな円を描いて走ってるんだぞ。道路の方はおろちループって呼ばれてるんだ。で、線路の方はなんというのだったかな。うーん(5分経過)、そうだ、3段スイッチバックだ。ここでは列車の運転士が列車内を行ったり来たりするんだぞ。だから、列車ハイジャックにはもってこいだけど、やっちゃダメだぞ。とにかく、通行量だけでみるとおろちループの方が圧倒的に有名だ。スイッチバックの方にも何か名前をつけてやれよ。

 忘れるとこだったけど、三井野原ってとこは冬屈強な男たちがやたら先の長い靴をはいて、ハゲた白い山を滑り落ちるスポーツの会場になる。その時になると、やたら長い靴を用意した客が年に1人くらいは現れるぞ。その1人に入ってみないか、者共。

 そこを出ると広島県だから、俺の守備範囲を越えてしまう。普段は誰もいない備後落合駅で終点だ。芸備線につながってる。今は静かなカメさんのおかげで何とか両方ともつながってるけど、カメさんも寿命が近いから一気に斬られるかも知れないぞ。

今後[編集]

 ある時、横田のソロバン娘が友達とじゃれ合ってるのを盗み聞きしたんだ。木次線が鉄のオロチに化けて横田のソロバンを赤いカネで血に染めているって話をな。俺は1700年ぶりに血が騒いだぜ。このオロチを倒したら、木次線一の静かなお姫様と結婚できるってな。

 だから俺は横田の辺りに嵐を起こした。そして土を崩して水流に変え、鉄のオロチを水の中に押し流してやったんだ。断ち切られた鉄のオロチは息を止め、横田の血は止まったかにみえたんだ。

 しかし、この英雄的行為を褒めてもらえると思って翌日横田の村に行ったら感謝どころか激怒されたんだ。村人に言われたよ。「お前は屈強な半裸の男たちが息を吹き付けたり足を踏み鳴らしたりして、赤いモノを黒いカネに変える速さを競うスポーツの火を絶やす気か!」ってな。他にもいろいろ言われたけど、「早く乗れるようにしてくれ!」とは特に言われなかったな。でも、あのソロバン娘が滅多に見せない悲しい顔を浮かべたから慌てて直しておいた。

 なのに俺はあの娘の悲しい顔をまた見たくなったから、また嵐を起こしてしまったんだ。今度は珍しく怒った。その怒り顔も見ものだったけど、あまり復旧を遅らせると、広島の帝釈天の令で中国山地を地底から支える静かなカメさんも怒って地面を揺らそうとするだろうから一応直しておいた。

 今はソロバン娘の反応がわからんから自重してるけど、近い将来何かのきっかけでまた嵐を起こすかもしれねえ。今度は線路を直さないかもしれないから、この路線に乗りたいのならそれまでに乗っておいてくれよ。

関連項目[編集]