レールバス

出典: へっぽこ実験ウィキ『八百科事典(アンサイクロペディア)』
移動先: 案内検索

レールバスとは、鉄道のレール上を走るバスのことである。主に国鉄赤字路線を切り捨てた第三セクター事業者向けに、走ルンですを先取りした「価格半分、耐久性半分」のコンセプトで作られている。

概要[編集]

第三セクター事業者はとにかく金がない。これに乗じて、バス車体のメーカーが余剰の補修ストック部品の在庫一掃の方便として計画したのが、バス部品で気動車をこねくりあげたレールバスである。事業者側はとにかく購入費が安くすむことが先決だったので、このアイデアは意外と多くの支持を得ることになった。

最初のプロトタイプはまさにバスそのもので、つまり運転台はひとつしかなかった。メーカー側は「田舎にある国鉄線ならターンテーブルくらい残ってんじゃね?」「レールで走るんだからバックでも何の不安もなくね?」とか考えていたのだが、案の定事業者側から総スカンを喰らったので両運転台方式に落ち着いた。しかし運転席まわりの部品はいっぱい余ってたらしく、メーカー的には在庫がはけてより好都合だったという。

求めに応じて生産していくうちにさすがに部品ストックが底をついてきたので、後に製造されたものほど本来の電車の部品が多く使われバス味は薄くなっている。

雑感[編集]

外観は、初期のものは目を疑うほどバスそのもの。末期のものは外が鉄道っぽいが中に入ってバスっぽいので驚く。

出入り口はバスの前扉まんまの折り戸が多い。乗り込むとすぐ見えるのが、運転台と、バスでおなじみの料金箱である。基本的にワンマン運転で、整理券を出している場合は忘れずに取っておく。椅子はベンチシートが基本で、ここは少し路面電車っぽい。窓は路線バスタイプと観光バスタイプがある。

いざ走り出そうとするとディーゼルエンジンの音が床下をゆるがす。心なしかそれも気動車の音よりはバスの音のように感じるのは、車体構造がバスだからなのだろうか。しかし、サスペンションというものがないに等しいので、バスのようなゆっさゆっさした動きがなく尻には厳しい。

総じて車内はバス、車窓は鉄道という不可思議感が漂う。

導入その後[編集]

各地のレールバスは、主に1980年代に導入されて以降、予想通りというか予定通りというかヨレヨレになり、続々と引退中である。後釜にはわりと普通の鉄道っぽい車両が収まっている。

DMV[編集]

いま、公道もレールも走れるDMV(「どっちも問題ないヴィークル」の略)と呼ばれる新種のレールバスが研究されている。メカと言えば変形するのが大好きな日本人らしい車両で、レールの上を走る時には床下からにょきっと鉄道用のガイド車輪が生えてくる。 テスト走行の結果が意外と好ましいので、今後はフリーゲージ装置も盛り込んで新幹線へ乗り入れも可能な「時速300kmバス」の研究も予定されている。

ちなみにDMVは自力で路上に出て転回できるので、運転席はひとつで済んでいる。

そして遂に阿佐海岸鉄道での実用化が決まった。詳しくは当該項目を参照されたし。

関連項目[編集]