ビール純粋令

出典: へっぽこ実験ウィキ『八百科事典(アンサイクロペディア)』
移動先: 案内検索
Wikipedia
ユーモア欠落症患者のために、ウィキペディア専門家気取りたちが「ビール純粋令」の項目を執筆しています。

ビール純粋令( - じゅんすいれい)とは、ビールに対して人は純粋でなければならないと定めた、やたらと小うるさいドイツ法律である。

元々は1516年にバイエルンの小国で制定された法律だが、1906年にドイツ全土に適用された後、国体の変更や何度かの戦争を経て1987年まで400年近くも効力を保っていたという、ドイツ人のビールへの情熱が伺える法律でもある。

概要[編集]

この法律は作り手の純粋さと飲み手の純粋さを規定している。作り手は混ぜものをせず、いい大麦といいホップ、いい酵母、そしていいだけでその作り手の独自の味を追求しなければならない。混ぜものをしたものや、特徴のない味のものはビールのようなものとして闇に葬られる。

一方、飲み手は全力を持って純粋にビールを楽しまなければならないとされている。そんなわけで、ビールの新酒ができたことを喜ぶビール祭りでは、その地域の全てがどうしようもないほどの酔っぱらいと化すほどである。世界一規則にうるさいドイツ人だけに、酔っぱらい方にも規則があるのだが、どうやら「行けるところまで行け」という規則になっている。

法が作られた経緯[編集]

ビール純粋令の発令より前、ビールはまだ洗練されていなかったため、いろいろなハーブで香り付けをされ、今のドイツの誇りであるビールとは全く違う物であったという。それがさほどうまくないのはともかく、そこらの草をハーブと言い張って使用する不届き者すらいた。イヌサフランキヅタといった毒のある植物までもが使用され、当然ながら中毒を起こしたという記録も残っている。そんな状況を憂慮したバイエルン公がドイツ人の規則好きを利用し、うまいビールを飲むために制定したのがビール純粋令であった。

元々は作り手のための法であったが、法がドイツ全土に広まって行くにつれて飲み手もまた純粋であることが求められるようになっていった。いつ頃飲み手への規定が加わったのかははっきりしていないが、自然発生的な物であり、ドイツ人の規則好きが伺える話である。

法の終焉[編集]

生産者への規制は非関税障壁だと批判がされた。他の国では小麦のビールやコーンスターチを使ったビールもあったので当然である。また、EUの存在が浸透するにつれ昼間からビールで泥酔するドイツ人について行けない他国の人々が、ビール祭りの時期にしらふで町を歩くという形で抗議を行った。

そういった様々な批判を受け、ドイツ政府は1987年にビール純粋令を無効化した。しかし、特に飲み手はこれに反発し、道を歩く人と無理矢理乾杯をして泥酔させるというアルコールハラスメントまがいのテロ行動に打って出た。このことでドイツは国酔主義的であるとEU諸国から強い批判を受けることになった。

現在はドイツ政府が積極的にそれらの行動を押さえ込む政策をとったこと、そもそも自然発生的に行われた活動であり、統率が取れていなかったことなどにより、そういった活動は下火になりつつある。しかし場所によってはいまだに根強くそういった活動が行われている場所もある。ドイツは第二次世界大戦当時の同盟国であったこともあり、比較的親日感情の強い国であるが、その分善意で乾杯を強制する人が寄ってくる可能性も高くなり、逆に危険なので日本人は十分注意する必要がある。