おっぱいバレー
おっぱいバレーとは、あまりにも巨乳すぎるあまり競技に支障を来してしまう女子高生たちがそれでも全国大会を目指すスポーツ根性アニメ映画である。
概要[編集]
この作品が生まれる直接の要因となったのは、全国高等学校バレーボール選抜優勝大会(通称「春高バレー」)の知名度の低さであった。夏のインターハイが「高校最後の公式大会」と盛り上がるのに比べ、三月に行うこの大会は三年生が出場出来なく[1]盛り上がりに欠けてしまうきらいがあり、それ故にメディアや協賛企業からの反応も今一つであった。それを是正すべく、春高バレーを目指し切磋琢磨する青春大作の作成案が持ち上がったのである。
しかし、バレーボール作品といえばアタックNo.1に代表される女子向けが殆どであり、男子生徒に対するアプローチが非常に弱い。そこで、男子人気を高めるためにビジュアルを萌え系にすると共に平均バストサイズを巨大化。バレーボールは実際に胸の大きい女子選手が多いスポーツであるため[2]そこをシナリオの核とし、「バレーボールは大好きで真剣に打ち込んでいるが、胸が邪魔」という悩みを持つ主人公を中心として部活内の人間関係や理想のチームへの憧れを描いていく青春活劇となった。
舞台設定は都内某女子高、となっており具体的な地名などは明らかになっていない。また年代に関しても「90年代~00年代辺り」という非常にアバウトなものになっている。これはあまり厳密にすると却って設定的に醒めてしまう為で、とりあえずは「都合のいい世界観」というものである。電信会社との兼ね合いもあって携帯電話はあまり出てこず、インターネットの話題も希薄。その辺はスポ根華やかなりし70年代のイメージを付け加えるためだとも言われている。
公開後の反応[編集]
バレーボール振興を狙って作成され2005年に公開された本作だが、その評価は芳しくなかった。女性票は壊滅的であり、またその詳しすぎる描写からアニオタからも評価は低かった。加えてターゲッティングしたはずの男子生徒からも「恥ずかしくて見れない」「タイトルの時点で無理」と総スカンを食うこととなってしまった。その為全国公開の予定を関東圏のみに縮小することとなり、加えて水野宗徳の同名小説(ただし本作とは無関係)が2006年に映画化されたためそちらがオリジナル扱いされることとなり果てた。更に女子向け男子バレーボール作品「ハイキュー!!」のヒットもあり、「男性向け萌え系バレーボール」というジャンル自体が無かったことにされるという惨状へと続いていったのである。
そしてモチーフとなった全国高等学校バレーボール選抜優勝大会自体も2010年に幕を下ろし、翌年以降は開催時期を一月に移した「全日本バレーボール高等学校選手権大会」が開催されることになった。一応「新春ということで」と「春高バレー」という通称だけは残してもらえたが、寂しい限りである。もしも本作が当たっていれば、と思わずにはいられない。
脚注[編集]
関連項目[編集]
この項目「おっぱいバレー」は、嘘です。よく近所の物知りおじさんが教えてくれた豆知識も大抵は嘘です。アンサイクロペディアを真に受けてはいけないのです。大事なのは、ジョークを笑い飛ばす心の広さです。 |